支部・部門委員会一覧

支部

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部門委員会

空気力学部門委員会

空気などの流れに対する基礎的な学理の探求、航空機やロケットなどの飛行体まわりの流れの現象解明と予測、風洞を始めとする試験設備とそこで用いられる計測技術の研究開発、CFDとその利用技術の研究開発などを所管しています。
活動として、毎年夏に「流体力学講演会/航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム」を開催するほか、適宜年会講演会、飛行機シンポジウム、宇宙科学連合講演会などにおいて企画を行なっています。

構造部門委員会

航空機、ロケット、人工衛星、宇宙機等の航空宇宙構造に関わる強度、剛性、振動、座屈、衝撃、熱特性等の、構造材料から大型軽量構造にわたる広範な対象について、研究・技術交流および情報交換を行っています。
主な活動として、毎年夏に「構造強度に関する講演会」を、秋には談話会・見学会を運営母体として開催し、当該分野の研究者・技術者・学生の発表と交流の場を提供しているほか、適宜飛行機シンポジウム等において企画を行っています。

材料部門委員会

航空機、衛星、宇宙機、ロケットなどに使われる航空宇宙材料は、金属材料、有機材料、無機材料および各種複合材料(FRP、MMC、CMC)など多岐に亘っています。
本部門では、企業、研究機関、大学等のメンバーに対して、新素材、材料開発、航空宇宙材料に係る技術等について情報交換の場を提供しています。また、各種講演会、シンポジウム、フォーラム、学会誌を通して航空宇宙材料の動向を提供しています。

機器・電子情報システム部門委員会

航空機やロケット・人工衛星・宇宙探査機に装備される機器(センサ、航法装置、通信装置、計器、自動操縦装置、各種作動装置等)、および、それらの運航に必要な地上の機器(管制、監視、通信等の装置)を含む広範囲のアイテムを取り扱っています。
これらアビオニクスや機械的システム等の研究、開発を行っている方々に対し、最新の情報を提供するとともに、研究発表の支援や機会の提供を行っています。

原動機・推進部門委員会

航空機用および宇宙機用エンジン,推進システム技術に関連する学理と応用を幅広く所管します。関連する工学分野は熱・流体力学,伝熱学,燃焼学,構造・材料学,制御学,システム学など,広範に亘ります。
1年おきに国内で航空原動機・宇宙推進講演会を主催するとともに,その間の隔年にアジア域を中心とする国際会議Asian Joint Conference on Propulsion and Powerを中国,韓国と共同開催し,最新技術動向や,教育・研究に関する情報交流の場を提供しています。

生産技術部門委員会

航空機やロケット等の製造を行う企業から選ばれた委員で構成され、製造に関わる研究・技術開発を取り扱っています。
本委員会では、金属部品、複合材部品の成型・加工方法の開発、組立・艤装作業等の自動化、省人化等の技術開発について、学会誌、シンポジウムを通して生産技術の動向を提供しています。

飛行力学部門委員会

航空機や飛翔体の飛行力学に関わる諸問題の解析や誘導・航法・制御システムの設計法、それらを利用した技術開発に関する情報交換の場を提供しております。
主な活動としては、飛行機シンポジウムにおいて本分野に関係したセッションや特別講演を企画する他、航空宇宙関係の研究施設や技術開発に関係した施設の見学会を実施しております。

航空機設計部門委員会

固定翼航空機の全機システム、概念設計、各要素技術の統合設計、規定、および各種試験に関わる技術動向や話題などを担当しています。
飛行機シンポジウム運営を担う四部門の一つとして、研究者や技術者に対して発表、議論、交流の場を提供するとともに、年間展望記事の取りまとめなど、学会誌や学会ホームページを通じて、広く航空機設計に関する技術動向や情報を発信しています。

航空機運航・整備部門委員会

航空機の実際の運航および整備における実績や経験をベースに、航空機の安全性、定時性、快適性、経済性、環境適合性の現状や課題に関る情報、および、メーカー、エアライン、整備会社、研究機関等において検討または進められている航空機材の開発や最新技術、調査研究の動向に関る情報を収集、交換し、これらの情報、知識、ノウハウをシンポジウムや講演会等の場を活用して提供、啓蒙、共有することにより、航空の発展に寄与しています。

回転翼航空機部門委員会

ヘリコプタを代表としてティルト・ロータ機などを含むいわゆる回転翼航空機に関する技術分野全般を担当しています。扱う範囲は幅広く,回転翼航空機に関する空力,構造,飛行力学,制御,電気電子,推進,運航等あらゆる要素技術に及び,部門委員会は,国内のメーカー,研究機関,運航機関などの多様な団体のメンバーにより構成されています。
飛行機シンポジウム運営部門のひとつとしての活動の他,学会の種々の活動を通じて回転翼航空機の発展を目指しています。

特殊航空機部門委員会

水上機・飛行艇、V/STOL、オートジャイロ、滑空機、飛行船、気球、ACV(Air Cushion Vehicle、ホバークラフトやWIGを含む)、特殊形態機、UAV(無人航空機)、ULP(超軽量動力機)など、通常とは異なる種々の航空機、移動体を取り扱う部門です。
これら特殊航空機の、機体技術ばかりでなく運用技術に関わる諸問題について、情報交換の場を講演会や学会誌などを通して提供するとともに、特殊航空機に関して学会だからこそできるような活動について検討してゆきます。

航空交通管理部門委員会

航空交通管理(Air Traffic Management:ATM)は航空機のすべての運航段階において安全で効率的な航空機の動きを確保するために必要な機上および地上の機能の集合体を対象とします。ATMは、全ての関係者の協力下での便宜や切れ目のないサービスを通じた、安全、経済的かつ効率的な航空交通と空域の動的かつ統合的な管理です。
課題は、航空交通や空域について、いかにして安全、経済性、効率などを追求するかということになります。当部門の対象はこのための技術・科学ということになります。
対象の具体例をあげれば、ATMのサブシステムとなる、通信、航法、監視、航空管制情報処理などのシステムがあります。もちろん自動化システムや人間・機械系のインターフェースなども含まれます。またこれらのサブシステムの統合化技術、安全や効率を考慮したシステムの最適化、安全性や効率などの評価手法、システムの性能(パフォーマンス)指標、オペレーションズ・リサーチなども対象となります。

宇宙航行部門委員会

打上げロケット、軌道間輸送機等の宇宙輸送システムや人工衛星、深宇宙探査機等の宇宙機に関わる宇宙航行力学、軌道力学、軌道推定、軌道計画、誘導・航法、打上・衛星運用追跡管制のための教育・研究・開発業務に対する研究交流の場を提供し、またこれらに必要な情報を調査・提示することを目的としています。

宇宙システム・技術部門委員会

宇宙空間および地上支援・運用ミッションの中で、宇宙機システムとしての科学・実用衛星、宇宙ステーション、軌道上作業機、軌道変換機等を対象分野とし,構造、熱、機構、制御、材料、信頼性等の多くの専門技術分野を網羅しています。
新たな技術適用分野の開拓と、革新的な宇宙機システムの創造を目指し、開発プロジェクトにおける技術検証と次世代への継承、将来への課題の抽出と研究開発への展開を導いています。このことにより、技術専門分野の活性化、技術の発展的な継承、そして技術の循環を図っています。また、宇宙教育と関心の拡大の中で、産の果たすべき役割について考えています。

宇宙利用部門委員会

宇宙での様々な環境や資源を利用するための研究、技術開発を取り扱っています。その対象領域は、微小重力科学や生態工学に関わる基礎研究に留まらず、宇宙を利用した産業的、教育的、文化的な活動をも含みます。当部門委員会は、学会の種々の活動や研究発表の支援を通じて、宇宙利用分野の発展に寄与します。

電気推進・先端推進部門委員会

電気推進・先端推進部門委員会は2017年度発足の新しい部門委員会です。当部門では、「はやぶさ」のイオンエンジンに代表される、プラズマやイオンなどの荷電粒子を加速し推力を発生させるという、従来の化学反応を用いるロケットエンジンとは異なる推進原理による電気推進ロケットおよびその後の将来宇宙機の推進に関する研究教育・技術交流および情報交換を行っています。
推進に関連する部門として、原動機・推進部門委員会とともに航空原動機・宇宙推進講演会、Asian Joint Conference on Propulsion and Powerに参画するとともに、電気推進に関する国際会議 (International Electric Propulsion Conference 等)との交流・情報交換を行っています。

分野横断連携・開拓部門委員会

地球温暖化やそれに伴う気象災害の激甚化などの地球環境の変化やAIやIoT等のICT技術の革新などにより、航空宇宙を取り巻く環境が大きく変化しています。今後、このような環境の変化に対応して航空宇宙分野を社会や産業により一層役立てていくためには、航空宇宙を超えた異分野・異業種との連携や新たな研究分野の開拓が重要との認識の下、それを促進する活動を行っています。具体的には、部門委員会の下にテーマごとに研究会を作り、分野横断連携・開拓のための各種の活動を行います。