「かぐや」の成果と今後の月探査への期待

  1. オーガナイザ

    宇宙航空研究開発機構 月惑星探査プログラムグループ 橋本樹明

  2. 構成

    講演発表時間:各20分、15件

  3. 概要

    昨年9月14日に日本はアポロ以来の本格的な月探査機である月周回衛星「かぐや(SELENE)」を打ち上げた。「かぐや」では、月の起源と進化のなぞに迫るための月の観測を続けており、新たな知見が得られつつある。また、ハイビジョンカメラによる鮮明な映像は広く国民に日本の技術力と地球の大切さなどをアピールする効果を提供している。月探査は、米国が有人月探査を2020年頃から開始することを表明し、諸外国も科学および将来の有人探査のための調査目的で、多くの探査機計画が立てられている。日本においても、この「かぐや」の成果を生かし、月の有人探査にむけたSELENE後継シリーズによる探査のロードマップをさだめ、着陸探査機SELENE-2の検討作業を進めている。本セッションにおいては、「かぐや」による最新の研究成果と今後に残された課題についての講演、意見交換を行うことにより、SELENE後継機による探査計画へ反映することを目的とする。

  4. 背景

    「かぐや」による観測が順調に進み、10月末に定常運用が終了し、一定の成果が11月には出てきており、最新の研究成果が共有されることが期待される。また、昨年に開催された宇宙開発委員会計画部会月探査WGでの議論、およびJAXA長期計画などにより、我が国の月探査に関する方向性が示された。SELENE-2探査機の概念設計が進み、実現可能なミッションの範囲が明らかになってきたことから、現実的な議論が可能となっている。

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