主催:日本航空宇宙学会,宇宙航 空研究開発機構,日本流体力学会
後援:早稲田大学
協賛(予定):日本機械学会,日本風工学会,可視化情報学会,日本ガスタービン学会,情報処理学会,日本燃焼学会, 日本応用数理学会
開催日:平成23年7月7日(木), 7月8日(金)
会場:早稲田大学国際会議場
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-20-14
更新履歴
2011年2月9日:講演会案内ページをアップロード
2011年2月25日:講演会案内ページを更新しました
2011年3月23日:講演申込の締切を延長しました
2011年3月23日:講演申し込みサイトへのリンクを修正しました
2011年4月1日:講演申込の締切を再延長しました(4月6日まで)
2011年6月1日:講演会プログラムをアップロード
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本シンポジウムは,今回で43回目となる流体力学講演会(FDC)と29回目となる航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム(ANSS)を合同開催するものです.本シンポジウムは,流体力学及び数値シミュレーション技術の分野における研究の発展に寄与することを目的としています. |
講演内容: |
一般講演と特別企画セッション |
【一般講演】 |
下記のいずれかにご応募ください.なお,一般講演で申し込みの場合でも,企画セッションでの発表をお願いすることがあります. |
(一般1) |
テーマ: |
「流体力学に関する講演」 |
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内容: |
航空機,宇宙往還 機,飛しょう体に関する空気力学または流体力学,流体物理の基礎及び応用に関する研究. |
(一般2) |
テーマ: |
「数値シミュレーションに関する講演」 |
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内容: |
航空宇宙に関連する,流体力学,構造力学等の数値シミュレーション技術及び計算機技術の研究. |
【特別企画セッション】 |
今回の講演では,下記のテーマについて企画 セッションを設ける予定です.企画セッションで講演を希望される方は,申込時にその旨を明記して下さい.詳細は担当者にお問合せ下さい. |
(FDC/ANSS合同企画1) |
テーマ: |
「EFD/CFD融合技術」 |
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担当者: |
渡辺重哉(JAXA), 大林茂(東北大) |
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概要: |
従来航空宇宙分野では,風洞試験・計測技術に代表される実験流体力学(EFD:
Experimental Fluid Dynamics)とCFD技術を空力ツールの両輪として,研究開発を行ってきたが,近年のCFDの相対的な技術レベルの向上に伴い,両者の融合の重要性がより高まってきている.一方,単なる比較検証を超えた本当の意味でのEFDとCFDの融合に関する研究は,世界的に見ても,いろいろな研究者,技術者が試行錯誤を行っているのが現状である. 本セッションでは,このような状況を打開するための一助として,「EFD/CFD融合技術」をキーワードとする様々な方面の発表を募り,研究紹介とディスカッションを通じた情報/意見交換を行うことを目的とする. |
(FDC/ANSS合同企画2) |
テーマ: |
「サイレント超音速空力技術」 |
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担当者: |
大林茂(東北大), 佐宗章弘(名大), 牧野好和(JAXA) |
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概要: |
近年,民間の超音速輸送機(SST)の分野では,小型超音速旅客機や超音速ビジネスジェット(SSBJ)の開発計画が世界的に注目されている.米国では,エアリオン社やSAI社などが開発計画を打ち出し,数年後の市場投入を目指している.NASAでも2020年以降の市場投入を目指したSSTの研究が進められている.国際民間航空機関(ICAO)では,これらの動きに対応して2015年に民間超音速飛行に関するソニックブーム基準策定を計画している.我が国でも,宇宙航空研究開発機構(JAXA)において「静粛超音速研究機の研究開発」が検討されるなど,研究が活発に続けられている. 本セッションでは,ソニックブームの本格的な削減とそれによる超音速旅客機の実現を目指した我が国におけるさまざまな研究活動の報告および議論の場としたい. |
(FDC/ANSS合同企画3) |
テーマ: |
「航空宇宙の空力音響技術」 |
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担当者: |
村山光宏(JAXA), 池田友明(JAXA) |
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概要: |
近年の環境問題への意識の高まりに伴い,次世代航空機開発においては機体及びエンジンの大幅な騒音低減が重要な課題であり,また,宇宙機においても打ち上げ時の音響振動問題など,空力音響問題は航空機・宇宙機開発において共通する重要な課題となってきています.本セッションでは,航空機・宇宙機に関連する空力音響技術の実験的・数値的研究成果に関する講演及び,参加者間の議論や交流を通して,次世代環境適応型航空機や次期宇宙輸送システム開発のために益々重要になる空力音響分野の発展を促す. |
(企画FDC1) |
テーマ: |
「先進流体計測技術」 |
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担当者: |
中北和之(JAXA) |
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概要: |
流体現象を把握するための計測技術は実験的な研究開発分野での基礎となる技術である.非定常計測,流れの可視化,画像計測,レーザ計測などを始めとする,流れを明瞭に理解する技術,より精度良く計測する技術,これまで得ることのできなかった状態量を計測する技術など,先進的な流体計測技術全般について情報発信とディスカッションの場を設ける. |
(企画FDC2) |
テーマ: |
「デトネーションエンジン」 |
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担当者: |
遠藤琢磨(広島大) |
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概要: |
近年,デトネーションを積極的に利用した新しい技術を開発しようという研究が活発に進められています.パルスデトネーションエンジンや回転デトネーションエンジンなどの推進用エンジンは,その代表的なものです.また,デトネーション型のレーザ推進やデトネーションを利用したタービン駆動なども,重要な関連研究として位置付けられます. この企画セッションは,デトネーションの積極的な利用を意図した様々な研究について,情報を交換する場として企画いたしました.パルスデトネーションエンジンや回転デトネーションエンジンに限らず,溶射等の応用技術まで含め,デトネーションの有効利用に関する研究成果を広く募集いたします. |
(企画FDC3) |
テーマ: |
「非定常空気力学」 |
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担当者: |
永井大樹(東北大), 手塚亜聖(早大) |
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概要: |
非定常空気力学には,「運動する物体」としての非定常,「流体振動」としての非定常,「振動流の安定性」(特定の周波数に鋭いピークを示す振動現象)など広範に亘るターゲットが考えられます. 流体非定常現象に対して現象をどのように整理・理解するのかをキーコンセプトとして、TS波のような微小振幅の振動現象から運動する物体や羽ばたき翼のような大振幅の振動現象までを対象とした発表を募集します.特に近年では,低レイノルズ数翼周りにおける非定常特性などが注目を集めています.このような研究に対して実験・CFDそれぞれ,もしくはそれらを融合した研究テーマに関する発表も期待します. |
(企画ANSS1) |
テーマ: |
「先端HPCから実機開発への道」 |
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担当者: |
嶋英志(JAXA),松尾裕一(JAXA) |
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概要: |
昨今,話題を呼んだスパコンであるが,航空分野では,NAL-JAXAのスパコンは,数値シミュレーション技術の利用促進に大きな功績をあげてきた.近年,我が国において複数の航空機開発プロジェクトが実施され,CFDは,その空力設計に不可欠なツールとなっているが,これらのソフトの ルーツは,80年代のNALのスパコンでの研究に遡る.この事実は,HPCの先端的利用の有用性に関する長期的視点の重要性を示している. そこで実機開発が出そろってきたこの機会に,HPCの先端的利用によるCFD研究と実機開発のつながりを,関係者にご講演いただき,長期的観点からのHPC利用の効果についての議論を深めたい. |
(企画ANSS2) |
テーマ: |
「宇宙輸送及び推進系技術」 |
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担当者: |
佐藤茂(JAXA),松山新吾(JAXA) |
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概要: |
我が国のH-ⅡA,H-ⅡBロケットの打ち上げや,HTVによる国際宇宙ステーションISSへの物資補給などの成功が脚光を浴びている今日に至るまでの技術的な積み重ねに加え,LNG推進系,ソーラーセイル,スクラムジェットエンジンなどの将来的な推進技術の研究も鋭意進められている.当分野の研究においてもCFDを始めとするシミュレーション技術の活用の重要性が増している.こうした現状の中,宇宙輸送技術,再使用技術及び推進系技術に関するシミュレーション研究の講演を通じ,将来の宇宙輸送を担う関係者間で有意義な議論を交わして頂き,相互触発の場及び情報発信の場としたい. |
最優秀論文賞,学生プレゼンテーション賞: |
本シンポジウムでは最優秀論文賞および学生プレゼンテーション賞を授与します.最優秀論文賞は前刷り論文および講演内容に基づき,学生プレゼンテーション賞は講演に基づき選考されます.学生プレゼンテーション賞は発表当日に登壇者が学生である発表を対象とします. |
発表申込: |
すべての講演申し込みは原則,ホームページによる申し込みとなります. |
申し込み受付ページにて講演会名を選択後,手順に従い入力してください. |
申込締切: |
平成23年4月6日(水)(4月1日から延長いたしました) |
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申込手順及び入力事項: |
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(1) |
講演会を選択 |
第43回流体力学講演会/航空宇宙シミュレーション技術シンポジウム2011 |
(2) |
講演題目(和文,及び英文),筆頭著者名,及び所属 |
申し込み後変更不可 |
(3) |
第二著者以降の氏名,及び所属 |
同上.(注)これら(2),(3)はプログラム編成時にそのまま使用します. |
(4) |
連絡先 |
応対著者氏名,郵便番号,住所,電話番号,FAX番号,E-mailアド レス |
(5) |
登壇者氏名,所属学会 |
登壇者は主催・協賛学会の個人会員に限ります. |
(6) |
講演概要,希望セッション名 |
概要は200字以内.希望セッション名(一般1,2かFDC/ANSS合同企画1~3,企画FDC1~3,ANSS1~2),キーワード(3個以内)を必ず明記してください.(キーワードは下記執筆要項の原稿フォームを参照.) |
(7) |
備考 |
最優秀論文賞の審査を希望する場合は,「最優秀論文賞対象」と記載して下さい. 学生プレゼンテーション賞の対象となる場合(学生登壇者,博士課程も含む)は,「学生賞対象」と記載の上,発表時の学年(学部○年,修士○年,博士○年)を併記して下さい. PCプロジェクタ(使用条件*1)以外の使用希望機器,その他,事務局への 連絡等があれば記入してください. *1)会場ではパソコン は用意いたしませんので,アナログPGBモニター出力端子(D-Sub15ピン端子メス(ミニ:3列))付きノート型PCを持参可能な方のみに限定させて いただきます.なお,PCとプロジェクタとの接続時間は,発表者の講演時間に含めます.また,発表会場の都合などで使用できない場合は,お断りの連絡をさせていただきます.あらかじめご了承下さい. |
(8) |
内容確認,及び,登録 |
すべての入力内容を確認し,システムへの登録を行います. |
(9) |
登録完了 |
申込受付メールが自動送信されます.申込受付メールが届かない場合には,申込は受付されておりませんので,4月8日(金)までに問い合わせ先にご連絡ください.(これ以後は対応しかねますのでご了承ください.) |
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ホームページによる申し込みが難しい方に限り,電子メールによる申し込み を受付けます.申し込み記載事項を問い合わせ先まで送付願います. |
問い 合わせ先: |
宇宙航空研究開発機構 研究開発本部 数値解析グループ 村上 桂一 (ムラカミ ケイイチ) E-mail:ryu43(a)chofu.jaxa.jp (必ず件名に“【流力/ANSS】”と記載して下さい.) |
前刷原稿: |
アブストラクト集と電子媒体講演集を配布します.アブストラクト集原稿,電子媒体原稿ともに執筆要項に従い作成の上,講演会ホームページのWeb入稿システムにより,PDFファイルで提出して頂きます. 執筆要項に従い,電子媒体講演集: A4用紙10枚以内,アブストラクト集: A4用紙半ページにて所 定の書式にて作成し,ホームページの入稿システムにより,PDFファイルで投稿していただきます. (注)アブストラクト集について,提出されたPDFファイルはそのままプリントアウトされます.特殊なフォントは印刷時に文字化けする可能性がありますが,部門委員でそれらに対応することは困難です.文字化けの回避などは投稿者の責任となりますので,十分に注意してください. |
執筆要項: |
原稿フォームのダウンロード: CD-ROM講演集: PDF ファイルまたはWORD ファイル アブストラクト集: PDF ファイルまたはWORD
ファイル 題目の先頭(左端)に講演番号を付記してくだ さい. |
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前刷原稿入稿システムへ
(講演番号はプログラムでご確認ください.) |
前刷原稿締切: |
平成23年5月20日(金)必着 |
参加登録料: |
(アブストラクト集,CD-ROM講演集含む) 正会員(主催・協賛) 5,000円 非会員 8,000円 学生 2,000円 |
広告展示の募集: |
講演集への広告掲載および学会当日の展示を募集します.希望される方は上記問い合わせ先にご連絡ください. |